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暮らしのヒント

暮らしの風景スポット紹介

ランプや器など、爽やかで温かなガラスアイテムを探しに

滋賀県大津市、JR膳所駅から琵琶湖にむかうときめき坂沿いの白い建物の二階。「KIKKAKEKKO(キッカケッコ)」は、オーナーの辻智巳さん、伊波智香子さんが「暮らしを愉しむキッカケになる商品を」と選んだ国内外の作家のアイテムが並ぶセレクトショップです。この膳所ときめき坂店は、2022年にオープン。ガラスアイテムを中心に取り扱っています。

ディスプレイされた商品のなかでも特に印象的なのは、天井からたくさん吊るされている吹きガラスのペンダントライトや波型のラインが美しいランプシェードといった照明アイテム。

特に、飛騨のガラス作家「安土草多」のペンダントライトは同店のオープン以来人気アイテムです。クリアなガラスだけではなく、意図的にクラック(ひび)を入れたり、気泡が入っていたり。さまざまなガラスの表情を楽しむことができ、部屋を柔らかな光で満たしてくれます。また、テーブルの上や窓辺にちょうどいいのは愛媛県今治市の「Glass  Studio  Uka」(グラス スタジオ ウカ)の卓上ランプ。花器の下にLEDライトを組み合わせてあり、花を飾って明かりをつけると、妖美な光が日常に特別感を添えてくれるでしょう。

画像提供=KIKKAKEKKO

そして、春の芽吹きを思わせる緑色のガラスは「glass imeca」(グラス イメカ)の琵琶湖彩(びわこいろ)シリーズ。琵琶湖の水草を灰にしてガラスに融け込ませた吹きガラス作品です。酸化還元反応によって現れた水草の緑は濃淡が自然にでて、同じものは二つとない一点もの。花器、コップ、皿などで、琵琶湖の彩りを感じてみて。

「光を受けてキラキラ輝く姿、手作りならではの温もり、そして使い心地の良さがガラスの魅力」と伊波さん。日中は見た目に爽やか。夜になれば温かな光をともすガラスのランプからは、手作りのあたたかみも伝わってきます。

奥には焙煎機を備え、自家焙煎コーヒーを提供するカフェも併設しています。店内に置いてある本を読みながら、また頭上の灯りに癒されながら、カフェタイムを過ごされる人も多いのだとか。

春から新しい土地で、新しい生活という人もいるかもしれませんね。新生活のお供にするアイテムを、コーヒーの香りが漂う店内で、じっくり、ゆっくり探してみませんか。 ちなみに、満開の桜を目前にできる琵琶湖疏水店は、陶器を中心としたラインアップ。古民家をリノベーションした店内で、信楽焼をはじめ福岡県小石原焼といった国内の作家の陶器に出会えます。膳所ときめき坂店と合わせて、チェックしてみて。

■KIKKAKEKKO 膳所ときめき坂店
大津市馬場1丁目3-1 T.H.50ビル 2F
営業情報 水木金18時~21時・土日祝11時~18時
TEL.077-500-9824       
公式サイト

琵琶湖疎水店の営業日はInstagramでご確認を。