JR大津駅から琵琶湖に向かって徒歩10分ほどの場所にある「THE SMILE CHOCOLATE」。店内には、バリエーション豊かなチョコレートがずらり。ミルクチョコレートやピスタチオといった10種類以上のフレーバーが揃うチョコレートバー、ドライフルーツにチョコレートをディップしたディップフルーツ、発酵バターと砂糖をじっくり煮詰めたバタースカッチとチョコレートを合わせたBUTTERSCOTCH。「素材を組み合わせるマリアージュを通して、チョコレートの幅広さ、奥深さ、楽しさを伝えたい」と代表取締役兼ショコラティエの吉野智和さんは言います。
贈り物にも好評の「マンディアン」は、同店のこだわりを感じられる看板商品。さまざまなフレーバーの板チョコレートに、それぞれに合うナッツとフルーツなどがあしらわれていて、まるで小さなキャンバスに絵が描かれているよう。組み合わせる素材は味に加え、食感や香りの相性も考慮して選んでいます。なかには、信楽産の朝宮茶を使った抹茶チョコレートに、身がふっくらとした黒豆がごろごろと散りばめられたマンディアンも。地元食材とのマリアージュが、新たな味わいを生んでいます。
さらに、2024年9月には、京都市内にカフェを併設した「THE SMILE CHOCOLATE Cafe &」をオープン。イートインでも、その奥深さを感じられるように。例えばチョコレートブルーチーズケーキは、ベトナム産カカオとブルーチーズが持つ酸味がうまく混ざり合って、ぐっと味を引き締めている一品。「チョコレートの甘みとブルーチーズの塩味、その絶妙なバランスをぜひ味わってほしい」と吉野さん。
「余計なものを加えないこと」も素材を掛け合わせるうえで大切なこと。「いろいろなものを混ぜすぎると、チョコレート本来のおいしさが見えづらくなってしまう」という吉野さんの言葉通り、同店では植物性油脂など添加物を含まないピュアチョコレートを使用。製造時の温度管理は難しくなりますが、譲れないこだわりです。
できる限り素朴な状態で素材を活かすことで、味が澄んで、引き立つおいしさ。素材と素材が出合って作り出される新たな味わいを堪能して。
■THE SMILE CHOCOLATE
滋賀県大津市浜町9-25
営業時間/11:00-19:00
定休日/水曜日
TEL:077-599-4852
■THE SMILE CHOCOLATE cafe &
京都市下京区八ツ柳町351-1
営業時間/ 10:00-18:00(LO 17:30)
定休日/水曜日
TEL:075-708-8730
公式サイト